還付金はいつ戻る?確定申告の還付の仕組みと振込までの流れを解説
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確定申告

還付金は、源泉徴収や予定納税で納めすぎた税金が確定申告で戻ってくるお金です。振込までの目安は、e-Taxならおおむね2〜3週間、書面なら1か月〜1か月半。還付の仕組みと、早く確実に受け取るためのポイントを流れに沿って整理します。
確定申告書を作成すると、画面や控えに「還付される税金」という金額が表示されることがあります。お金が戻ってくるとわかればうれしい反面、「いつ振り込まれるの?」「本当に振り込まれるのかな?」と、どこか落ち着かない気持ちで待っている方も多いのではないでしょうか。振込までの期間には、申告の方法や時期によってある程度の目安があります。順に見ていきましょう。
☑ 確定申告は終えたのに、還付金がいつ振り込まれるのか気になっている
☑ そもそも、なぜ税金が戻ってくるのか仕組みがよくわからない
☑ できるだけ早く、確実に還付金を受け取る方法を知りたい
還付金とは?払いすぎた税金が戻る仕組み
確定申告は税金の「精算」の手続き
還付金とは、すでに納めた税金が本来の税額より多かった場合に、その差額として返金されるお金のことです。確定申告で1年間の正確な所得税額を計算し、源泉徴収や予定納税ですでに納めた金額と比べて、納めすぎていれば差額が戻ってきます。「お金が戻る手続きをすると税務署に目をつけられるのでは」と心配する方もいますが、払いすぎた税金を取り戻すのは納税者の正当な権利ですので、安心して手続きしましょう。
還付が発生しやすいのはこんな人
個人事業主・フリーランスで還付が発生しやすいのは、次のようなケースです。記帳代行の現場でも、源泉徴収される報酬が多い方ほど、申告してみて還付に気づくケースは多くあります。
原稿料やデザイン料など、源泉徴収される報酬が多い方
予定納税をしたものの、その年の所得が前年より減った方
医療費控除や社会保険料控除など、適用できる控除が多かった方
特に源泉徴収は、経費や控除を反映する前の報酬額で計算されるため、申告してみると払いすぎが判明することがよくあります。源泉徴収される報酬が多い職種の申告例として、舞台俳優・ダンサーの確定申告や、レッスン料などを受け取る語学・英会話講師の確定申告でも、同じように還付になることがあります。
還付金はいつ戻る?振込までの期間の目安
e-Taxなら2〜3週間程度が目安
e-Tax(電子申告)で申告した場合、還付金はおおむね2週間から3週間程度で振り込まれるのが目安とされています(電子申告は国税庁のe-Taxから利用できます)。書面よりも処理が早いため、還付を急ぐ方には電子申告がおすすめです。マイナンバーカードとスマートフォンがあれば自宅から申告できる環境が整ってきており、初めての方でも取り組みやすくなっています。
書面提出なら1か月〜1か月半程度
税務署に申告書を郵送・持参した場合は、おおむね1か月から1か月半程度かかるとされています。書面はデータ化や確認の工程が多いぶん、e-Taxよりも時間がかかる傾向があります。
申告の時期によっても変わる
2月中旬から3月15日の申告期限にかけては税務署に申告が集中するため、処理に時間がかかりやすくなります。逆に、1月など早い時期に申告すると、比較的スムーズに処理されることが多いようです。いずれもあくまで目安であり、申告内容の確認などで前後する場合があります。
還付金を受け取るまでの流れ
申告書の提出と振込口座の指定
還付金は、確定申告書に記載した本人名義の口座へ振り込まれるのが基本です。申告書には還付金の受取口座を記入する欄があるため、金融機関名・支店名・口座番号を正確に記入しましょう。公金受取口座を登録している方は、その口座での受け取りを選ぶこともできます。一部のインターネット専業銀行などは取り扱いが異なる場合があるため、案内に沿って正確に記入しましょう。
税務署での確認と処理
提出された申告書は税務署で内容が確認され、問題がなければ還付の処理が進みます。記載内容に不明な点があると電話などで問い合わせが入ることがあり、その分だけ振込も遅くなります。不備を防ぐためにも、提出前の見直しが結果的にいちばんの近道になります。
処理状況の確認方法
e-Taxで申告した場合は、メッセージボックスで還付金の処理状況を確認できます。「還付金処理のお知らせ」が届けば振込予定日や金額がわかるため、安心して待つことができます。書面で申告した場合は処理状況を確認する手段が限られるため、この点でもe-Taxには利点があります。
還付を早く・確実に受け取るポイント
e-Taxで早めに申告する
もっとも効果的なのは、e-Taxを使って混雑する時期より前に提出することです。還付を受けるための申告は、確定申告の受付開始を待たずに1月から提出できる場合があります。書類がそろい次第早めに申告すれば、その分早く還付金を受け取れます。集計から申告まで任せて早めの提出を実現したい場合は、確定申告の代行サービスもあります。早めの申告は、間違いに気づいたときに余裕を持って対応できるという安心にもつながります。
記載ミスや集計間違いをなくす
記載や集計のミスがあると、確認や訂正のために処理が止まってしまいます。提出前に、次の点をチェックしておきましょう。
受取口座の金融機関名・支店名・口座番号に誤りがないか
源泉徴収税額や予定納税額の集計に漏れがないか
控除証明書の金額と申告書の記載が一致しているか
口座は本人名義のものを指定する
還付金の受取口座は、申告者本人の名義である必要があります。屋号付きの口座は金融機関によって取り扱いが異なる場合があるため、心配な方は個人名義の口座を指定しておくと確実です。夫婦それぞれが源泉徴収される報酬を得ている世帯では、各自の申告で還付を受けられる場合があり、夫婦ともに個人事業主の確定申告もあわせて確認しておくと安心です。
還付金に関する注意点
還付のための申告は5年間できる
確定申告の義務がない方が払いすぎた税金を取り戻す「還付申告」は、対象となる年の翌年1月1日から5年間提出できます(国税庁タックスアンサーNo.2030「還付申告」で確認できます)。過去の年分に源泉徴収されたままの報酬や、使っていない控除がある方は、今からでも取り戻せる可能性があります。たとえば、源泉徴収されていたのに申告していなかった年がある場合や、医療費控除を申告し忘れていた場合などが典型例です。
還付金は事業の売上ではない
振り込まれた還付金は、払いすぎた税金が戻ってきただけのお金なので、事業の売上にはなりません。事業用の口座に入金された場合は「事業主借」として記帳するのが一般的です。誤って売上として計上すると所得が実際より多くなり、余分な税金を納めることになりかねないため注意しましょう。
還付加算金が付くことがある
還付までに一定の期間がかかった場合などには、利息に相当する「還付加算金」が上乗せされることがあります。還付加算金は還付金本体と異なり、雑所得として扱われます。金額がある場合は、翌年の申告での取り扱いに注意しましょう。
よくある質問
Q. 目安の期間を過ぎても振り込まれません。どうすればいいですか?
申告内容の確認に時間がかかっているか、記載に不備がある可能性があります。e-Taxで申告した方はまずメッセージボックスを確認し、それでも状況がわからない場合は、申告書を提出した税務署に問い合わせてみましょう。その際は、申告した日付や申告方法(e-Taxか書面か)がわかるものを手元に用意しておくとスムーズです。
Q. 還付金がいくら戻るかは事前にわかりますか?
確定申告書を作成した時点で、還付される金額は申告書上に表示されます。ただし、源泉徴収税額や予定納税額を正しく記入していることが前提となるため、集計に漏れがないかをよく確認しておきましょう。もし申告後に漏れに気づいた場合でも、所定の手続きによって正しい金額に直せることがあります。
Q. 還付金を受け取るのに追加の手続きは必要ですか?
確定申告書に受取口座を正しく記入していれば、追加の手続きは基本的に不要です。指定した口座に振り込まれるのを待つだけです。なお、税務署の処理状況によって振込の時期は前後します。
まとめ:還付金は申告方法と準備しだいで早く受け取れる
還付金は、源泉徴収や予定納税で納めすぎた税金が、確定申告によって戻ってくるお金です。振込までの期間は、e-Taxならおおむね2〜3週間、書面なら1か月〜1か月半程度が目安で、早く正確に申告するほど早く受け取れます。
そのためには、源泉徴収税額や経費の集計を正確に行い、ミスのない申告書を混雑前に提出することが何よりの近道です。日頃から帳簿と書類を整えて、還付金をスムーズに受け取りましょう。
「集計が間に合わず、申告がいつも期限ぎりぎりになってしまう」——そんな状態は、還付を遅らせる一因にもなります。記帳代行の料金・対応範囲:領収書丸投げドットコムの個人事業主向け基本プランは月額6,600円(税込)。仕訳入力から月次試算表の作成まで対応し、領収書の枚数による追加料金はありません。初期費用は0円で、過去分は依頼開始月から申込月までの料金を初回にまとめて請求します。法人、農業・漁業・酪農・畜産業、士業、医師、整骨院は別途お見積もり。確定申告書の作成・提出は月額料金に含まれず、税込55,000円から、税理士との別途契約となります。各プランの料金・初回請求例を確認する。早めの申告とスムーズな還付を後押ししてもらえるか相談する。記帳代行のサービス内容。
【本記事の監修】
領収書丸投げドットコム 責任者 山下
個人事業主・フリーランス専門の記帳代行サービス「領収書丸投げドットコム」(運営:それいけ株式会社)の責任者として、日々の記帳代行・確定申告サポートの実務知見に基づき本記事の内容を確認しています。本記事は、国税庁など公的機関の公表情報をもとに作成しています。








