ホーム

/

コラム一覧

/

語学・英会話講師の確定申告|レッスン料収...

2026/7/19

語学・英会話講師の確定申告|レッスン料収入と教材費・オンライン環境費を解説

  • 確定申告

語学・英会話講師の確定申告は、スクールからの業務委託料・個人レッスン料・教材販売などの収入を整理し、教材費・オンライン環境費・家事按分といった講師ならではの経費を一つずつ拾い上げることがポイントです。収入の分類から経費の考え方まで、自分のケースに沿って整理していきます。

語学・英会話の講師として活動していると、英会話スクールからの業務委託料、自分で集めた個人レッスンの生徒からのレッスン料、オンライン教材の販売など、収入の入り口が複数に分かれがちです。さらに在宅でのオンラインレッスンが増えたことで、通信環境やパソコン周りの費用を経費にできるのか、判断に迷う場面も多いのではないでしょうか。

☑ 対面レッスンとオンラインレッスンで、収入の扱いが変わるのか気になっている

☑ 教材費やオンライン会議システムの利用料を経費にできるのか、その範囲がわからない

☑ スクールからの業務委託と個人の生徒、両方の収入をどう申告すればよいか迷っている

このコラムでは、語学・英会話講師の方が押さえておきたい確定申告の基本を、収入の種類の整理から、教材費・オンライン環境費といった講師ならではの経費の考え方まで整理します。自分のケースで何を集計し、どう申告すればよいかの全体像をつかんでいきましょう。

語学・英会話講師の収入はどう分類される?

業務委託のレッスン料は「事業所得」または「雑所得」

英会話スクールや語学学校と業務委託契約を結んでレッスンを担当している場合、受け取るレッスン料は給与ではなく、事業として行う仕事の対価にあたります。これを継続的・反復的に、生計の柱として行っているなら事業所得、副業として小規模に行っているなら雑所得として扱うのが一般的です。

同じ「講師業」でも、雇用契約に基づいてスクールから給与をもらっている場合は給与所得となり、源泉徴収票が発行されます。自分の契約が業務委託なのか雇用なのかは、契約書の名称や源泉徴収の有無を見て確認しておきましょう。

個人レッスンやオンライン教材販売の収入

スクールを通さず、自分で集めた生徒から直接受け取るレッスン料も収入です。カフェレッスン、自宅レッスン、オンラインでのマンツーマン指導など、形態を問わず売上として記録します。加えて、自作のテキストや音声教材、動画講座をオンラインで販売している場合の売上も同じ事業の収入に含めます。同じ指導業の申告では塾・家庭教師の確定申告も収入と経費の整理の参考になります。

  • スクールからの業務委託レッスン料

  • 個人の生徒から受け取る直接のレッスン料

  • オンライン教材・動画講座などの販売収入

  • 翻訳・添削・スピーチ原稿作成など、語学スキルを活かした関連業務の報酬

これらは入り口が違っても、原則として一つの事業の収入としてまとめて集計します。複数の入金経路があるからこそ、漏れなく記録することが正確な申告の第一歩になります。動画講座などを販売する場合の申告はオンライン講座の確定申告にまとめています。

源泉徴収されている収入の扱い

スクールや企業からの報酬は、支払いの段階で所得税があらかじめ差し引かれている(源泉徴収されている)ことがあります。源泉徴収された金額は前払いした税金のようなものなので、確定申告で精算すると納めすぎていた分が還付される場合があります。支払調書や報酬の明細を保管し、源泉徴収税額を集計しておきましょう。

講師ならではの経費を押さえましょう

教材費・書籍費

レッスンで使うテキストや問題集、参考書、辞書、洋書、語学雑誌などの購入費は、仕事のために使うものであれば経費になります。生徒に配布するプリントの印刷代やコピー代、教材を自作するためのソフト利用料なども同様です。自分のスキルアップのために受けた上級の語学講座や資格試験の受験料も、事業との関連が説明できる範囲で経費として検討できます。

ポイントは、その支出が収入を得るために必要だったかどうかです。趣味で読む小説と、レッスンの題材にする洋書を同じ感覚で計上しないよう、用途を意識して仕分けることが大切です。

オンライン環境費・通信費

オンラインレッスンが中心の講師にとって、通信環境にかかる費用は重要な経費項目です。具体的には次のようなものが挙げられます。

  • インターネット回線の利用料、Wi-Fi機器のレンタル料

  • オンライン会議システムやレッスン予約システムの月額利用料

  • パソコン、Webカメラ、マイク、ヘッドセット、照明などの購入費

  • クラウドストレージや教材作成・編集ソフトのサブスクリプション料

ただし、インターネット回線やスマートフォンのように仕事と私生活の両方で使うものは、全額ではなく仕事で使った割合分だけを経費にします。これを家事按分といいます。たとえば自宅の通信費のうち、レッスンや教材準備に使う時間の割合をもとに、合理的な基準で按分します。割合の決め方は家事按分の割合の決め方で確認できます。なお、10万円以上のパソコンなど高額な機器は、購入した年に全額を経費にできず、数年に分けて費用化する(減価償却する)のが原則です。

その他に経費となりやすいもの

  • カフェレッスンの際の自分の飲み物代、会場として借りたスペースの利用料

  • 生徒のいる場所やスクールへ移動するための交通費

  • 集客のためのホームページ作成費、広告費、名刺代

  • 確定申告ソフトの利用料、講師向けの研修参加費

これらも仕事との関連がはっきり説明できるものが対象です。プライベートとの線引きが難しい支出ほど、後から用途を説明できるようにメモを残しておくと安心です。

家事按分と在宅レッスンの考え方

自宅でレッスンする場合の家賃・光熱費

自宅の一室を専用のレッスンスペースや教材準備の作業場にしている場合、家賃や電気代の一部を経費にできることがあります。考え方は通信費の按分と同じで、住まい全体のうち仕事に使っている面積の割合や、使用している時間の割合といった合理的な基準で計算します。

たとえば、部屋数や床面積をもとに「仕事に使う割合」を決め、その割合分だけを家賃や光熱費から経費に振り分けます。私生活と兼用している空間をすべて経費にすることはできない点に注意しましょう。

按分の根拠は記録しておく

家事按分で大切なのは、その割合をどう決めたのかを後から説明できるようにしておくことです。面積で按分したなら間取りや面積のメモを、時間で按分したなら週あたりのレッスン時間の記録を残しておくと、根拠が明確になります。割合は一度決めたら毎年同じ基準で計算すると、集計もぶれにくくなります。

青色申告で受けられるメリット

青色申告特別控除と帳簿づけ

事業所得として申告する講師の方は、事前に届け出ることで青色申告を選べます。青色申告では、所定の帳簿を備えて期限内に申告するなどの要件を満たすと、最大で65万円の青色申告特別控除が受けられます。これは収入から経費を引いた所得から、さらに控除額を差し引ける仕組みで、納める税金を抑える効果があります。

65万円の控除を受けるには、複式簿記での記帳と、e-Taxによる電子申告などの要件があります。要件を満たさない場合でも10万円の控除が受けられるため、まずは日々の収入と経費を帳簿に記録する習慣をつけることが出発点です。

赤字を繰り越せる仕組みなど

青色申告では、機材をまとめて購入した年などに事業が赤字になった場合、その赤字を一定の年数にわたって繰り越し、翌年以降の黒字と相殺できる仕組みもあります。開業当初に教材やパソコンへの投資がかさむ講師業では、こうした制度を知っておくと安心です。青色申告を始めるには事前の届け出が必要なので、開業のタイミングで検討しておくとよいでしょう。

申告までの流れと準備

1年分の収入と経費を集計する

確定申告の準備は、1年間(1月1日〜12月31日)の収入と経費を集計することから始まります。スクールごとの報酬明細、個人レッスンの入金記録、教材販売プラットフォームの売上データなどを集め、収入を確定させます。あわせて、教材費や通信費などの領収書・レシートを整理し、経費を計算します。入金経路が複数ある講師業では、通帳やアプリの入金履歴と突き合わせると漏れを防げます。複数の入金経路の集計から申告書の作成まで任せたいときは、確定申告の丸投げ代行という手もあります。

提出期間と提出方法

確定申告の期間は、原則として毎年2月16日から3月15日までです。提出方法は、e-Taxによる電子申告、税務署への持参、郵送の3つがあります。前述のとおり、65万円の青色申告特別控除を受けるにはe-Taxの利用などが要件になるため、電子申告を選ぶ講師の方が増えています。所得税の納付期限も原則として申告期限と同じ日です。

日々の記録を仕組み化する

申告期の負担を軽くする一番のコツは、収入が入った都度・経費が発生した都度に記録しておくことです。レッスンの合間に領収書を撮影して保存する、入金を月ごとに集計するといった小さな習慣が、申告期の慌ただしさを大きく減らしてくれます。

よくある質問

Q. 英会話スクールから給与をもらっていますが、個人レッスンの収入もあります。両方申告するのですか?

はい、両方を申告する必要があります。スクールからの給与は給与所得、個人レッスンの収入は事業所得または雑所得として、それぞれの区分で申告します。給与を受けながら副業などの所得がある場合の申告の要否は、国税庁タックスアンサーNo.1900「給与所得者で確定申告が必要な人」で確認できます。給与については源泉徴収票の金額を、個人レッスンについては1年分の売上から経費を差し引いた所得を記載します。

Q. オンラインレッスン用に買ったパソコンは、全額その年の経費にできますか?

購入金額によります。おおむね10万円未満であればその年の経費にできますが、10万円以上の場合は原則として数年に分けて費用化(減価償却)します。また、レッスンと私用の両方で使うパソコンは、仕事で使う割合分だけを経費にする家事按分の対象になります。購入金額と使い方の両面から判断しましょう。

Q. 海外の生徒からオンラインでレッスン料を受け取っています。これも申告が必要ですか?

日本国内に住んで活動している方であれば、受け取る場所が海外の生徒からであっても収入として申告の対象になります。外貨で受け取った場合は、入金時のレートで日本円に換算して集計します。海外決済サービスの手数料は経費として扱える場合があるため、明細を保管しておきましょう。

結論|収入と経費を分けて整理すれば申告は怖くない

語学・英会話講師の確定申告は、まず収入をスクールからの業務委託、個人レッスン、教材販売などに整理し、そのうえで教材費・オンライン環境費・家事按分といった講師ならではの経費を一つずつ拾い上げることがポイントです。日々こまめに記録しておけば、申告期に慌てることなく所得を計算できます。

ただ、レッスンの準備や生徒対応に追われる中で、複数の入金経路の集計や家事按分の計算、帳簿づけから申告書の作成までをすべて自分で行うのは重くのしかかります。本業に集中したい講師の方ほど、記帳や申告の手間が悩みの種になりやすいものです。

領収書丸投げドットコムなら、領収書や請求書を郵送かスマホ撮影で送るだけで、日々の記帳から確定申告書類の作成まで税理士監修のもとサポートします。複数の入金経路の集計や家事按分もあわせてお任せいただけます。まずはレッスンに集中するため記帳を無料相談するところから始めてみてください。相談は無料です。記帳代行のサービス内容は記帳代行のご案内でご確認いただけます。

【本記事の監修】
領収書丸投げドットコム 責任者 山下
個人事業主・フリーランス専門の記帳代行サービス「領収書丸投げドットコム」(運営:それいけ株式会社)の責任者として、日々の記帳代行・確定申告サポートの実務知見に基づき本記事の内容を確認しています。本記事は、国税庁など公的機関の公表情報をもとに作成しています。

これらの悩み・経理の課題

領収書丸投げドットコムが解決します!

領収書何枚でも月額6,600円、安心丸投げ!

領収書丸投げドットコムは
事業者様の代わりに仕分け・記帳業務を丸っと代行します

領収書、通帳コピー、請求書を丸投げするだけで、プロが会計ソフト入力し試算表を出力。月額6,600円定額で無制限対応。郵送・オンライン提出で手間ゼロ、税理士監修で正確安心。解決策として、時間節約とミス防止を実現。事業専念で売上アップへ。

詳しく見る

このような方におすすめ!

領収書が山積みで
時間不足

会計ソフトの操作が
複雑でイライラ

確定申告
期限ぎりぎりでパニック

会計ソフトの操作が
複雑でイライラ

領収書丸投げドットコムに
記帳代行を任せるメリット

税理士監修で
経理の不安から解放

税理士監修の体制により、勘定科目の妥当性や青色申告要件を確認しながら記帳を行います。申告や税務調査を見据えた帳簿を整えることで、経理に対する不安や将来的なリスクを大きく軽減します。

仕訳・記帳の
悩みとストレスから解放

領収書の整理や勘定科目の判断に毎回迷う必要がなくなります。専門スタッフが仕訳・記帳を代行するため、入力ミスや科目選択のストレスから解放され、経理作業を後回しにする不安もなくなります。

記帳の
時間と労力を大幅に節約

これまで記帳に費やしていた時間と労力を大幅に削減できます。領収書を送るだけで帳簿が整うため、本業や営業活動、売上づくりに集中できる環境をつくることが可能です。