確定申告の納税方法まとめ|クレジットカード・スマホアプリ・振替納税を比較
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確定申告

確定申告の納税方法は、納付書が自動で届かないため、自分で払い方を選んで期限までに手続きする必要があります。クレジットカード納付・スマホアプリ納付・振替納税など主な方法を、手数料や上限額・引き落としの時期で比較します。
確定申告書を提出してほっと一息……と思ったら、最後に待っているのが「納税」です。実は所得税の納付書は自動的に送られてこないため、納税者自身が納め方を選び、期限までに手続きしなければなりません。初めての方が「払い方が分からないまま期限を過ぎてしまった」というケースも決して少なくないのです。
☑ 確定申告で納税額が出たけれど、どうやって払えばいいのか分からない
☑ 納付書が郵送されてくるものだと思って待っていたら、期限が近づいて焦った
☑ クレジットカードやスマホで納税できると聞いたが、手数料や上限額が気になる
所得税の納付書は自動的には送られてこないため、払い方を知らないまま期限を過ぎてしまうケースも少なくありません。以下では、確定申告で納める所得税の納税方法を一通り整理し、クレジットカード納付・スマホアプリ納付・振替納税など主な方法のメリット・デメリットを比較していきます。
納税額の見通しを立てるには、その前提となる記帳と申告が欠かせません。申告までまとめて任せたいなら確定申告の代行サービスという選択肢もあります。まずは納税方法の全体像を確認しましょう。
確定申告の納税は「自分から動く」のが基本
所得税の主な納税方法には、次のようなものがあります。
クレジットカード納付
スマホアプリ納付
ダイレクト納付・インターネットバンキング
振替納税(口座引き落とし)
金融機関・税務署の窓口での現金納付
コンビニ納付(QRコード)
それぞれ手数料や上限額、使い勝手が異なります。具体的な比較の前に、まずは納税の基本ルールを押さえておきましょう。
納付書は自動的に届かない
住民税や固定資産税は自治体から納付書が届きますが、所得税は違います。確定申告で自分が計算した税額を、自分で選んだ方法で自主的に納める仕組みになっています。「通知が来てから払えばいい」と待っていると、知らないうちに期限を過ぎてしまうため注意が必要です。
納付期限は原則として申告期限と同じ
所得税の納付期限は、原則として確定申告の提出期限と同じ日です。つまり申告書の提出と納税は、同じ時期にセットで済ませる必要があります。申告書を出したことで安心してしまい、納税そのものを忘れてしまうパターンが非常に多いため、申告の準備と並行して納税方法も決めておきましょう。
期限に遅れると延滞税がかかることも
期限までに納税しないと、遅れた日数に応じて延滞税がかかる場合があります。せっかく正しく申告できても、納税が遅れるだけで余計な負担が増えてしまうのはもったいないことです。納税資金の準備も含めて、早めに段取りしておくことが大切です。
キャッシュレスで納める方法
クレジットカード納付:自宅で完結するが手数料に注意
国税は、インターネット上の専用サイトからクレジットカードで納付できます。自宅から24時間手続きでき、カードの引き落とし日まで実質的に支払いを先延ばしできる点が魅力です。ただし、納付額に応じた決済手数料が納税者の負担になります。カードのポイント還元と手数料を比べて、本当に得かどうかを確認してから使うのがおすすめです。なお、手続きが完了すると原則として取り消しができないため、金額の入力は慎重に行いましょう。
スマホアプリ納付:手数料無料だが上限30万円
スマホ決済アプリの残高から国税を納められる「スマホアプリ納付」も利用できます。決済手数料がかからないのが大きなメリットですが、一度に納付できる金額は30万円以下という上限があります。納税額が比較的少ない方にとっては、手軽で使いやすい方法です。スマホでの申告から納付までの流れはスマホとマイナンバーカードでの確定申告を参考にしてください。
ダイレクト納付・インターネットバンキング
e-Taxを利用している方なら、事前に届け出た預貯金口座から直接引き落とす「ダイレクト納付」や、ペイジー対応のインターネットバンキングからの納付も選べます(e-Taxの詳細は国税庁のe-Taxサイトで確認できます)。手数料がかからず、上限額も実質的に気にせず使えるため、電子申告との相性がとても良い方法です。
振替納税:口座引き落としでうっかり忘れを防ぐ
一度申し込めば毎年自動で引き落とし
振替納税は、指定した銀行口座から所得税を自動的に引き落としてもらう制度です。事前に「振替依頼書」を税務署や金融機関に提出しておけば、翌年以降も継続して利用できます。毎年確定申告をする個人事業主の方には、納め忘れを防げる安心感の大きい方法といえます。
引き落とし日が申告期限より後になる
振替納税の引き落とし日は、通常の納付期限より1か月ほど後(例年4月中旬から下旬)に設定されます。その分だけ資金繰りに余裕が生まれるのは、事業者にとって見逃せないメリットです。具体的な振替日は年によって異なるため、最新情報は国税庁サイト等でご確認ください。
残高不足だと期限内納付にならない
注意したいのは、引き落とし日に口座残高が足りないと振替ができず、本来の納付期限にさかのぼって延滞税がかかる可能性があることです。振替日が近づいたら、口座の残高を必ず確認しておきましょう。特に初めて振替納税を利用する年は、引き落とし日をカレンダーに記録しておくと安心です。
現金で納める方法
金融機関や税務署の窓口で納付する
昔ながらの方法として、納付書を使って金融機関や所轄税務署の窓口で現金納付することもできます。納付書は税務署などで入手します。窓口の営業時間内に出向く手間はかかりますが、その場で納付が完了する分かりやすさがあり、ネットでの手続きに不安がある方には安心な方法です。
コンビニ納付はQRコードを利用、上限30万円
納付額が30万円以下であれば、コンビニエンスストアでの納付も可能です。国税庁の確定申告書等作成コーナーなどで発行したQRコードを使ってレジで支払う方法で、夜間や休日でも納付できるのが便利な点です。ただし支払いは現金が基本で、クレジットカードなどは使えません。
自分に合った納税方法の選び方
金額・手間・資金繰りの3つで考える
納税額が30万円以下で手軽に済ませたい方は、スマホアプリ納付やコンビニ納付
ポイントを貯めたい、支払いを少し先にしたい方は、手数料と比較のうえクレジットカード納付
毎年申告する方、納め忘れが心配な方は、振替納税
e-Taxで申告している方は、ダイレクト納付
このように、納税額やご自身のスタイルに合わせて選ぶのがポイントです。迷ったら、資金繰りに余裕が生まれて納め忘れも防げる振替納税を軸に検討すると良いでしょう。消費税の課税事業者は中間納付もあるため、消費税の中間納付と資金繰りもあわせて計画しておくと安心です。
一度に納められないときは「延納」も検討
納税資金がどうしても足りない場合、所得税には納税額の半分以上を期限内に納めれば、残りを5月末ごろまで後払いにできる「延納」という制度があります(利子税がかかります)。日頃から資金繰り表で納税の見通しを立て、消費税分は納税資金の積み立てで備えておくと、慌てずに済みます。何もせず放置するのが一番よくありません。難しいと感じたら、早めに税務署へ相談しましょう。
よくある質問
Q. 所得税の納付書はいつ届きますか?
所得税の納付書は、原則として自動では送られてきません。窓口で納付したい場合は、税務署などに備え付けの納付書を自分で入手して使います。「届かないから払わなくていい」というわけではない点にご注意ください。
Q. クレジットカード納付の手数料はいくらかかりますか?
納付額に応じて段階的に決済手数料がかかる仕組みです。金額によって変わるため、専用サイトの試算機能などで事前に確認するのがおすすめです。手数料がカードのポイント還元分を上回ると、かえって損になることもあります。
Q. 期限までに納税資金を全額用意できないときはどうすればいいですか?
延納制度の利用や、税務署への納税相談という選択肢があります。何もせずに放置すると延滞税が膨らみ、督促につながることもあります。早めに行動することが、結果的に負担を小さくすることにつながります。
納税方法は申告前に決めておく|まとめ
所得税の納税方法には、クレジットカード納付・スマホアプリ納付・ダイレクト納付・振替納税・窓口納付・コンビニ納付など多くの選択肢があります。それぞれ手数料や上限額、引き落としの時期が異なるため、ご自身の納税額と資金繰りに合った方法を選ぶことが大切です。
そして何より重要なのは、申告書の提出だけで終わりにせず、納税までをワンセットで考えることです。申告の準備を始める段階で「いくらくらいの納税になりそうか」「どの方法で払うか」まで見通しておくと、期限間際に慌てずに済みます。
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【本記事の監修】
領収書丸投げドットコム 責任者 山下
個人事業主・フリーランス専門の記帳代行サービス「領収書丸投げドットコム」(運営:それいけ株式会社)の責任者として、日々の記帳代行・確定申告サポートの実務知見に基づき本記事の内容を確認しています。本記事は、国税庁など公的機関の公表情報をもとに作成しています。








