確定申告のスマホ申告(マイナンバーカード方式)完全手順
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確定申告

マイナンバーカード方式のスマホ申告なら、対応スマホ・カード・暗証番号の3つで、税務署に行かずに自宅から確定申告を完結できます。準備するものから画面の操作、提出後の控え保存まで、はじめての方向けに順を追って整理します。
「確定申告は、パソコンがないとできないのではないか」。そう思って、毎年わざわざ税務署まで足を運んでいる方もいるのではないでしょうか。実は今、スマートフォンとマイナンバーカードがあれば、自宅にいながら申告を完結できる時代になっています。並ぶ必要も、紙を郵送する必要もありません。
☑ パソコンを持っていないので、確定申告ができるのか不安だ
☑ スマホだけで申告できると聞いたが、手順がイメージできない
☑ マイナンバーカード方式という言葉が難しそうで尻込みしている
とはいえ、「マイナンバーカード方式」と聞くと、設定が複雑そうで身構えてしまうのも自然なことです。どんな準備が必要で、画面ではどんな操作をするのか、順を追って分かれば不安はぐっと小さくなります。このコラムでは、スマホを使ったマイナンバーカード方式の確定申告について、準備から提出までの流れを、はじめての方にもわかるように整理していきます。
スマホ申告(マイナンバーカード方式)とは
まずは、スマホ申告がどんな方法なのか、その全体像をつかんでおきましょう。仕組みが分かると、後の手順も理解しやすくなります。
スマホとカードで本人確認をする方式
マイナンバーカード方式とは、マイナンバーカードを使って本人確認を行い、電子で申告書を提出する方法です。スマートフォンでカードを読み取ることで、税務署の窓口に行かなくても、オンラインで本人確認から提出までを済ませられます。紙の申告書を印刷して郵送する手間がいらないのが大きな特徴です。確定申告の対象や基本的な仕組みは、国税庁タックスアンサー「No.2020 確定申告」でも確認できます。
どんな人に向いているか
この方式は、次のような方に向いています。
パソコンを持っておらず、スマホが主な機器という方
税務署や会場まで行く時間をなるべく省きたい方
自宅で落ち着いて申告を進めたい方
収入や控除の内容が比較的シンプルな個人事業主・フリーランスの方であれば、スマホだけで十分に申告を完結できるケースが多くあります。一方で、謝金や源泉徴収が絡む医療通訳・コーディネーターの確定申告のように、業種によっては入力の前に整理しておくべき項目が増えることもあります。
申告前に用意するもの
スムーズに進めるために、申告を始める前にそろえておきたいものを確認しましょう。直前で慌てないことが、ストレスのない申告の第一歩です。
マイナンバーカードと暗証番号
まず欠かせないのがマイナンバーカードです。読み取りの際には、カードを受け取るときに設定した暗証番号を使います。暗証番号を忘れてしまうと手続きが進められないため、事前に思い出しておきましょう。一定回数間違えるとロックがかかることもあるので、入力は慎重に行ってください。
対応スマホとマイナポータルアプリ
マイナンバーカードを読み取れる対応スマートフォンと、マイナポータルアプリを用意します。アプリはあらかじめインストールしておくとスムーズです。あわせて、申告に必要な書類、たとえば収入や経費が分かる帳簿、各種の控除証明書などを手元にまとめておくと、入力の途中で探し回らずにすみます。控除証明書が見当たらないときの対処は、控除証明書を紛失したときの再発行で確認しておくと安心です。
申告の手順を順番に
準備が整ったら、いよいよ申告です。難しそうに見えても、画面の案内に従って進めれば一つずつクリアできます。大まかな流れを見ていきましょう。
作成コーナーにアクセスして開始する
スマホのブラウザから、国税庁の確定申告書等作成コーナーにアクセスします。作成を開始し、提出方法としてスマホを使ったマイナンバーカード方式を選びます。画面の指示に沿ってマイナポータルアプリと連携し、マイナンバーカードを読み取って本人確認を行います。スマホでの電子申告の対応状況は、国税庁のe-Tax(国税電子申告・納税システム)で確認できます。
収入・経費・控除を入力する
本人確認が済んだら、画面の案内に従って、収入や経費、各種の控除を入力していきます。質問に答える形式で進む部分も多く、案内どおりに進めれば順番に項目が埋まっていきます。事業の所得を申告する場合は、帳簿でまとめた売上や経費の金額を入力していきます。一度にすべてを完璧に入力しようとせず、分かるところから順に埋めていくと気持ちが楽になります。入力した内容は途中で保存できるので、焦らず進めましょう。途中で席を立っても、続きから再開できるので安心です。
スマホの操作自体は難しくなくても、入力する売上や経費の数字を正しく用意するのは別の手間です。日ごろから領収書をためない月次の処理フローを作っておくと、申告前に数字づくりで慌てずにすみます。仕訳や帳簿づくりから任せてしまいたい場合は、確定申告の書類作成まで代行するサービスを利用する方法もあります。
提出と提出後にすること
入力が終わったら、いよいよ提出です。最後の確認と、提出後にやっておきたいことを押さえておきましょう。
内容を確認して電子で提出する
すべて入力したら、計算結果や入力内容に誤りがないかを確認します。問題がなければ、再びマイナンバーカードを読み取って電子署名を行い、そのまま電子で提出します。提出が完了すると、受付された旨が画面に表示されます。窓口に出向くことなく、ここまでスマホだけで完結します。
申告データの控えを保存する
提出後は、申告した内容の控えを保存しておきましょう。電子で申告した場合、受け付けられたことを示す記録を確認・保存できます。後から内容を見返したいときや、収入の証明が必要になったときに役立ちますので、提出して終わりにせず、控えを残しておく習慣をつけると安心です。融資や賃貸契約などで所得の確認を求められる場面は突然やってくることが多いため、すぐに取り出せる形で保管しておくと、いざというときに慌てずにすみます。
スマホ申告でよくあるつまずき
便利なスマホ申告ですが、いくつかの場面でつまずきやすいポイントがあります。あらかじめ知っておくと、落ち着いて対処できます。
カードがうまく読み取れない
「カードを読み取れない」というつまずきは少なくありません。スマホのカバーを外す、カードを当てる位置を調整する、ゆっくり待つといった工夫で改善することがあります。それでも難しい場合は、案内に従って当て方を変えてみましょう。読み取りの位置はスマホの機種によって異なります。
暗証番号を忘れた・ロックされた
暗証番号を忘れてしまったり、間違えてロックがかかってしまったりすると、その場では手続きを進められません。この場合は、お住まいの市区町村の窓口などで再設定の手続きが必要になります。申告期限が迫ってから気づくと慌ててしまうので、早めに確認しておくのがおすすめです。
よくある質問
Q. パソコンがなくても本当にスマホだけで完結しますか?
はい、マイナンバーカードを読み取れる対応スマートフォンがあれば、収入や控除の入力から電子での提出まで、スマホだけで完結できます。パソコンやICカードリーダーは必須ではありません。ご自身のスマホが対応しているかは、事前に確認しておくと安心です。
Q. 事業の所得が複雑でもスマホで申告できますか?
収入や経費の内容が複雑な場合でも、入力自体はスマホで可能です。ただし、項目が多いと小さな画面での入力が大変に感じることもあります。帳簿づくりや所得計算に不安がある場合は、無理に一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けることも選択肢になります。
Q. 途中で分からなくなったら最初からやり直しですか?
入力した内容は途中で保存できるため、最初からやり直す必要はありません。時間をおいて続きから再開できます。一度にすべてを終わらせようとせず、分からない部分は調べながら、少しずつ進めても問題ありません。落ち着いて取り組みましょう。
まとめ|スマホがあれば申告は自宅で完結できる
スマホによるマイナンバーカード方式の確定申告は、対応スマートフォンとマイナンバーカード、そして暗証番号があれば、自宅にいながら本人確認から提出までを完結できる便利な方法です。作成コーナーにアクセスし、案内に従って収入や控除を入力し、最後にカードを読み取って電子提出する、という流れを押さえておけば、想像していたほど難しくはありません。
つまずきやすいのはカードの読み取りや暗証番号まわりですが、これらは事前の準備でほとんど防げます。提出後の控えの保存まで含めて一連の流れと考えておけば、毎年の申告が窓口に並ばずに済むようになります。まずは余裕をもって準備を整え、落ち着いて挑戦してみてください。
スマホの操作は理解できても、そこに入力する売上や経費の数字を毎年自分で組み立てるのは、思いのほか時間のかかる作業です。
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【本記事の監修】
領収書丸投げドットコム 責任者 山下
個人事業主・フリーランス専門の記帳代行サービス「領収書丸投げドットコム」(運営:それいけ株式会社)の責任者として、日々の記帳代行・確定申告サポートの実務知見に基づき本記事の内容を確認しています。本記事は、国税庁など公的機関の公表情報をもとに作成しています。








